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ヘッドライトオートレベリングシステムについて
1.ヘッドライトオートレベリングシステム(オートレベライザー) >> 2.ローダウン時(車高を変更する場合)の注意事項 >> 5.サスペンション作業時の注意事項 >> 「ヘッドライトオートレベリングシステム」とは、車両の前後傾斜に応じて、自動でヘッドライトの照射範囲(上下方向)を調整する装置のことです。
乗員の増減や荷物の有無、走行時の加減速により、車両の前後傾斜が変化した際のヘッドライトによる周囲への眩惑防止、および必要な照射範囲の確保を図ったものです。 平成18年(2006年)1月1日以降に生産された車両で、HIDヘッドライト(通称:ディスチャージヘッドライト,キセノンヘッドライト等)やLEDヘッドライトがメーカー出荷状態で装着されている乗用車両には、基本として全車両に備わっています。平成17年以前に生産された車両や、ハロゲンヘッドライト車でも装備されているものもあります。 車高を感知するセンサ「ハイトセンサ」がリヤ側のみに装着されている車両は、ローダウンするとリヤ荷重が増えたと判断され、光軸が自動的に下を向いてしまいます。
1.「オートレベリングシステムの初期設定」の必要性 「オートレベリングシステムの初期設定」を行わず、ヘッドライト側本体の手動調整機構(エーミングスクリュ)のみで光軸を調整すると、車両や車高によっては、オートレベライザーや調整機構のカバー範囲から外れる場合があります。 また、リヤのみにハイトセンサが備わっている車両では、「オートレベリングシステムの初期設定」を行うことで、システムの誤認識により大きく外れてしまった光軸が、自動にてほぼ元の位置まで戻ります。
ここに記述している「光軸調整」とは、ヘッドライト側本体の手動調整機構(エーミングスクリュ)で光軸を調整することを指します。 4.「オートレベリングシステムの初期設定」の方法
自動車メーカー発行のサービスマニュアル、またはモンスタースポーツおよびスズキスポーツレーシングのサスペンション製品に付属の説明書に従い行ってください。
A.自動車メーカー指定の専用ツールや診断装置が揃っている場合、 またはそれら設備が不要な車両の場合 2.タイヤの空気圧を調整します。
例1:スズキ車で診断ツール(SUZUKI scan tool「SUZUKI-SDTII」/「SUZUKI-SDT」等を使用する車両
サスペンション交換作業中にハイトセンサを破損させる可能性があるため、交換作業の際は、以下の内容に注意してください。 1.交換作業の始めに必ずセンサのリンクをフリー状態にしてください。 センサが固定されたままサスペンションアームを下げると、可動範囲を超えて破損します。 フリーにしたリンクはテープ等で引掛かりや挟込みが無い位置に留めておいてください。
2.取付けを誤るとセンサが破損します。 ハイトセンサのリンクロッド部を調整式タイプへ変更し、リンクロッドの長さを変えてハイトセンサを操作することで、オートレベリングシステムを調整する方法があります。
モンスタースポーツ、およびスズキスポーツレーシングの製品で、特に指定が無い場合は、調整式リンクロッドによる調整を行わないでください。調整式リンクロッドを用いた場合、ハイトセンサの可動範囲が合わなくなる場合がありますので、各車両のサービスマニュアルまたは製品付属の説明書に従って、「オートレベリングシステムの初期設定」を行ってください。 |