スーパースイフト

Phase5Running Test

ロールアウト&シェイクダウン

どんなに優れたマシンも、ヒトの目に触れ、ヒトが操作してこそ初めて価値を生む。「東京オートサロン2013」で行うワールドプレミアに向け、最終段階に差し掛かったスーパースイフトを完成に導くのは、大胆かつ繊細なマシンのデザインフィニッシュ、そしてドライバーの存在だ。

モンスタースポーツには田嶋伸博のOKが出ない限り、製品を世に送り出すことができないという不文律がある。1台限りのスペシャルマシンとて例外ではない。

設計スタートからわずか4カ月。スタッフは寝る間も惜しみ、急ピッチでプロジェクトを進めてきた。風洞実験を繰り返した「本物」のデザイン。WRカーのノウハウを注ぎ込んだボディ&サスペンション。エンジンも会心のデキ。これがモンスタースポーツの実力だ。

地上に降り立ったとき、果たして田嶋はどのような評価を下すのか!?

エンジン搭載を待つだけとなった純白ボディに仕上げが施される。カラーリングはアクションスポーツカメラで世界No.1シェアを誇る「GoPro」。パイクスピークでもモンスターと共に戦う、最強のパートナーだ。

複雑な3次元曲面にスポンサーロゴを貼りこむのは至難の業。塗装ブースやカッティングプロッターまでを社内に有するモンスターだから、デザイナーの繊細な要求にも対応できる。

珠玉のエンジンとボディ、奇跡のマリアージュ。これからどれだけのワクワクを、ときめきを、私たちに届けてくれることになるのだろう。

スーパースイフトの駆動方式は当然AWD。対応するシャシーダイナモを持っているのもモンスターの強み。WRカーも、歴代パイクスマシンも鍛え上げた栄光のシャシダイに、新たな歴史が刻まれる。

シャシーダイナモでは実走行に近い負荷をかけ、データだけではわからないエリアを磨く。例えば、アクセルオフ時のフィーリングをドライバーがどう感じるか。モンスターチューニングは感性の領域にまで及ぶ。

パフォーマンスと信頼性・安全性を両立させない限り、勝利はあり得ない。歴代チャンピオンマシンの活躍もシェイクダウン前の「走り込み」があればこそ。徹底したチェック&チューンは、時間が許す限り続く。

シェイクダウン

2012年12月22日、静岡県某所。
降り続く雨はアスファルトに浅くない川を刻み、開発スタッフをやきもきさせる。
一方でドライバー:モンスター田嶋は落ち着いたもの。マシンの最終チェックを見守りながら、「その」瞬間のために駆け付けた社員、課外授業のとして特別に招待された東京大学の学生たちやベストカー誌の取材陣と談笑している。
いざシェイクダウン!  果たしてそのとき、雲は切れ、太陽が顔を覗かせた。スーパースイフトが吹き上げる豪快な水しぶきに虹が掛かった。もはやプロジェクトの成功は約束されたと言っていいだろう。

世界のラリー/レースシーンで鍛え上げたモンスターのピットワーク。動きに一切のムダが感じられない。すべてはマシンとモンタジのファーストコンタクトの成功、そして史上最高のショータイムを実現するため!

コクピットに収まるモンスター田嶋。感触は上々。マシンに命を預けるドライバーにとって、スタッフとの信頼関係はフル・スロットルの絶対条件だ。

固唾を飲んで見守るギャラリーをよそに、モンタジはピットアウト後すぐに全開モード突入。もう誰も止められない!

モンスター田嶋のコメント

「すばらしく楽しく、無限の可能性を持ったクルマができた。 1900ccで400ps以上を絞り出す超ハイチューンエンジンとは思えないほど扱いやすい。シャシーとのバランスも良く、ウェットコンディションでのトラクションも十分。今後さらにセッティングを煮詰めていくことで、ケン・ブロックと互角以上のパフォーマンスを見せられるようになる。 次の目標は2つ。1つはこのマシンの持つ理屈抜きの楽しさで日本を元気づけること。もう1つは今回の開発で得た技術やデザインを製品にフィードバックして、誰もが「クルマの魅力」を存分に、しかも安全・安心に味わえるようにすること。ぜひ東京オートサロンで確かめてください。」

車両スペック

エンジン/排気量 M16A(改)1900cc ターボ
最高出力 421ps/7850r.p.m
最大トルク 46.2kg-m/4920r.p.m
駆動方式 4WD
車両重量 1080kg
全長×全幅×全高 3890×1770×1510mm
ホイールベース 2430mm

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