個人でヨーロッパにモータースポーツの観戦に行くなんて、何だか難しそう…
そう思っている方って多いのではないでしょうか?でも、気の合う友人同士で行って、自分たちの好きなように動く旅は面白いものです。今回は実践的なヒントとして、ラリードイチェランド観戦&観光旅行の一例(6泊8日)を考えてみました。
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旅行プラン |
日付 |
旅程 |
宿泊 |
8/14(火) |
【フライト】日本>(LH航空、直行便) |
機中泊 |
8/15(水) |
【フライト】>フランクフルト
【ドライブ】フランクフルト>コブレンツ
コブレンツ観光 |
コブレンツJH |
8/16(木) |
【ドライブ】コブレンツ>トリーア
トリーア観光、 WRCセレモニアルスタート
【ドライブ】トリーア>ブルッフ |
ブルッフ古城H |
8/17(金) |
LEG1観戦、 周辺観光 |
↓ |
8/18(土) |
LEG2観戦、 周辺観光 |
↓ |
8/19(日) |
LEG3観戦、 表彰式見物
【ドライブ】トリーア>シュテーゲン |
シュテーゲン
B&B |
8/20(月) |
【ドライブ】シュテーゲン>ルクセンブルク
ルクセンブルク旧市街観光、
【フライト】ルクセンブルク>(LH航空、フランクフルト経由) |
機中泊 |
8/21(火) |
【フライト】>日本 |
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火曜日の夜ルフトハンザ航空の直行便に乗って日本を発ち、水曜日の午前にフランクフルト空港着。予約してあるレンタカーを配車してもらい、とりあえず宿泊場所へ向かいましょう。
この日宿泊するのはコブレンツのユースホステルです。
このユースホステルはもともと城砦として建てられた建物で、上層部の窓からはライン川とモーゼル川の合流地点が一望できます。気になる宿泊料金は、オンライン予約で一人20ユーロ弱。
木曜日は午前中に翌日からのラリー観戦の拠点となるトリーア近郊のブルッフにある宿に移動します。トリーアの市街地は車での移動に不便なので、あえて外すのがポイント。ここで予約してあるのは古城を改装したホテルです。
二人で泊まれば一人一泊40ユーロ。ここに木・金・土と泊まります。
木曜は夕方までドイツ最古の歴史を誇るトリーアの町を散策。市内の中心部を外れたところの駐車場に車を置いて、徒歩で回ることをおススメします。まずチェックするのはセレモニアルスタートやゴールの舞台となる古代ローマ時代の城門、ポルタ・ニグラ。当時の防衛の砦でもあり、1階部分には窓が無く、屋上からはモーゼル渓谷とその対岸を見渡せます。
モーゼル河畔、リヨンーケルンを結ぶ道路とパリーマインツを結ぶ道路の交わる地点に位置するトリーアは、古代ローマ軍の駐屯拠点が置かれて以来、アルプス以北最大の商業の中心地として栄え、紀元3〜4世紀には人口7万人を擁する世界都市として知られていました。今でも街中には円形劇場や大浴場など、古代ローマ時代を偲ばせる遺跡が残っています。
おなかが空いたら町のお肉屋さんやパン屋さんへ。安くておいしい軽食にありつけます。広場のワインスタンドも魅力的です。
そうこうするうちに、夜はいよいよセレモニアルスタート!セレモニーをしっかり楽しみましょう。
金曜日のLeg1と土曜日のLeg2は、一日当たりSSとサービスを合計3個くらい組み合わせると丁度良いくらいです。リエゾンでラリーカーを見るのも観戦旅行のお楽しみの一つ!
ラリー最終日の日曜は午前中からトリーアのサービスパークへ。大型スクリーンで状況をチェックしながらゴールを待ちます。表彰式まで見ると、ラリー観戦を全うした、という満足感を味わえます。
あとは、旅行仲間や自分の気分しだいで、欲張って終日ラリーの追っかけをするもよし、観戦を休んで観光するのもまたよし。ぶらりとワイナリーを訪ねて日本であまり見かけないワインを格安で入手するのもこの地方の旅行の醍醐味です!ちなみに、街中の普通のスーパーでも、アイスワインやフェーダーヴァイサーが産地ならではの低価格で入手できます。
観戦を終えたら国境を越えてルクセンブルクに移動し、予約してある田舎町シュテーゲンの宿にチェックイン。
月曜の朝、ドライブを楽しみつつルクセンブルク市街地まで移動し、旧市街を散策します。ロマンチックな町並みを楽しんで、小国ならではの記念切手を買ったり絵葉書を出してみたりしつつ、夕方ルクセンブルク空港でレンタカーを返却し空の旅に出発。フランクフルト経由で帰国します。
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…いかがでしょうか?
旅行前に色々と調べると、訪れたい所、食べたい料理…がたくさん見つかると思います。
移動がすべてハイアベレージ区間になるようなスケジュールは無謀ですが、気になるところは少しぐらい無理をしても行ったほうが後悔しません。
貴方のオリジナルのラリー観戦旅行を楽しんでください!
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