公式レポートと一味違った視点から見たラリー旅行記。 ラリーレポートだけではお伝えしきれない、ラリーの現場の楽しさ、興奮、景色の美しさなどを、随行したスタッフが旅情たっぷりにお届けします。 ラリーはしばしば観光地として有名なところを拠点にロング・ドライブする競技。 実際に観戦に行った気分で、ラリー観光をお楽しみください!
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#45のアンダーソン選手のマシン。 まだ最初のころなのでビニールシートはあまり汚れていませんが…
個人でヨーロッパにモータースポーツの観戦に行くなんて、何だか難しそう… そう思っている方って多いのではないでしょうか?でも、気の合う友人同士で行って、自分たちの好きなように動く旅は面白いものです。ぜひその楽しさを体験して欲しいと思うので、少しだけヒントを書きたいと思います。
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■計画編ヒント
●その1:見に行くラウンドを3ヶ月前には決めておく 旅行の成否を決める一つの肝はある程度ちゃんとした計画を立てることです。モータースポーツのイベントが開催される場所は、普段はごく目立たない町や村であったりします。そのため、直前にその町で宿を取ろうと思うと案外無かったりします。宿と移動手段はきちんと考えたほうが良いので、その前段階として、行くラウンドは3ヶ月前には決めておくことを推奨します。 3ヶ月前に到着日・帰国日だけでも決めてしまえば、多くの航空会社で早割などで航空券が安く買えてお得です。また、その2の内容に関係しますが、日程を決めたらレンタカーは早めに予約しておきましょう。会場近くの空港前の車など、会期直前になるとラリー関係者が借り尽くしてしまっている可能性があります。AVISやSIXTなど、日本にいながらWeb予約できて便利です。
●その2:レンタカーを使う とにかく移動がらみや宿選びの制約が激減します。電車は、いちいち電車の運行スケジュールや駅の位置、徒歩で移動可能な範囲内に宿を取らなければいけない、またはタクシー…など、考えなければいけないことが山積みになりますが、レンタカーならドア・トゥ・ドアです。観戦していて予定がずれることや、急遽観光に行きたくなることはよくあることなので、フレキシブルな移動手段があると嬉しいものです。 公共移動手段を使う旅行の場合、街中に宿をとらないと不便、ということで宿代が高くなったりしますが、レンタカーなら田舎の安いB&Bでも大丈夫。観光ガイドに1行しか触れられていないような村に泊まるのも面白いです…あまり辺鄙な村だと、まったくネット環境が無かったり、キャッシュディスペンサーが無かったりして少し不便ですが、それもまた良い思い出になります。 唯一つ、国際免許だけは忘れずに取得を。1年で期限が切れるので、前取った人は期間を確認してください。なお、国際免許は日本の免許を持っていれば誰でも取ることができますが、行き先の国やレンタカー会社によってはレンタカーを借りるのに年齢制限(23歳以上、21歳以上など)が設けられているので、事前に要確認です。
●その3:モータースポーツ好き・車の運転OK・地図が読める友達を誘う 観戦に限らず、旅行の楽しさを決める大事な要素に「誰と行くか」というのがあります。 まず、 モータースポーツ観戦旅行では、まったくモータースポーツに興味のない友人を誘うと、お互い気を遣うことになって疲れてしまうことが予想されます。逆に、同じ趣味の友人が一緒にいると、楽しみが倍になります。なので観戦がメインの旅行なら、モータースポーツのファンという条件は外してはいけないと思います。 後の2つの要件ですが、これは貴方がどちらにも自信があれば必ずしも必要ではないです。ただ、慣れない場所でのドライブは疲れるものなので、できれば交代できる相手が1人はいると心強いです。また、迷ったときなど心細くなるので、相談できるナビゲーターがいるのはやはり頼もしいと思います。
さて、長くなってしまいましたが計画編ヒントは以上です。今度、準備編のヒントを書きますのでお楽しみに! ヨーロッパにラリー観戦に行くには最低1週間は休暇がないと辛いので、勤めていると難しいかもしれませんが、ハネムーンなど長期休暇が取れるときや大学生の間など、ぜひチャンスをつかまえて、1度、海外ラリー観戦に行ってみてください。日本では味わえない独特のムードは、貴方を一層ラリーファンにしてしまうと思います。 観戦の際は、スズキのサービスサイトに気軽に遊びに来てください。そして、選手と一緒に写真を撮ったりサインをもらったり、目一杯楽しんでください!!