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PGクーラントRBC
エンジン冷却液『PGクーラントRBC』は、プロピレングリコール(PG)をベースにして冷却性能に特化した、チューニングカー向け高性能冷却液です。
【優れたヒートレスポンス】
ヒートレスポンス(比熱・熱交換率)に優れ、エンジンで発生した熱を吸収し、ラジエターへ運び、放熱する一連の工程を素早く行います。これにより、高回転における過酷な熱条件と冷却水がウォーターラインを高速で通過する状況下でも、水温の安定・冷却性能の向上を実現します。
【圧倒的な消泡性能】
エンジン高回転時は、ウォーターポンプ周辺のキャビテーション、高温箇所の沸騰、ウォーターライン上での高速循環などにより、泡が発生しやすい状況になります。液体から気体(泡)になることで吸収できる熱量は激減するため、泡の発生は冷却効率の大きな低下を招きます。 本品は、『YBC603』を凌ぐ圧倒的な消泡性能を誇り、過酷なスポーツ走行時においても安定した冷却性能を発揮します。
【原液使用タイプのプロピレングリコールベース】
本品は、交換作業時に希釈せず使用する原液使用タイプを採用。
プロピレングリコール(PG)を主成分とし、精製水にて予め希釈調合しています。これにより、プロピレングリコール(PG)の持つヒートレスポンス特性を最大限に引き出しつつ、水道水に含まれる不純物の混入を避けることで、冷却性能、消泡性能、防錆性能を高めています。
製品情報
品番 | 税抜価格 | 税込価格 | 容量 | ご購入 |
---|---|---|---|---|
ZZEL04R | 生産終了 | 4L | ||
ZZEL02R | 生産終了 | 2L | ||
ZZEL01R | 生産終了 | 1L | ||
ZZEL20R | 生産終了 | 20L |
【車種別クーラント容量表(参考)】
[交換量] = [クーラント全容量] x [原液配合率(RBCの場合100%)] x [入替率(通常70~80%)]
例:ZC32Sスイフトスポーツで入替率80%(20%分は抜けきらない)で、検討する場合
[クーラント全容量 6.4L] x [原液配合率100%] x [入替率80%] = [交換量 5.1L] ⇒ 5L入りがおすすめ
車種 | クーラント 全容量 |
交換量(参考)※1 | 『PGクーラント RBC』 推奨準備容量 |
|
---|---|---|---|---|
MITSUBISHI | ランサーEvo.10 | 7.5 L | 6.0 L | 6.0 L |
MITSUBISHI | ランサーEvo.4~9 | 6.0 L | 4.8 L | 5.0 L |
SUZUKI | スイフトスポーツZC32S | 6.4 L | 5.1 L | 5.0 L |
SUZUKI | スイフトスポーツZC31S他 | 6.2 L | 5.0 L | 5.0 L |
SUZUKI | カプチーノEA21R | 5.3 L | 4.2 L | 5.0 L |
SUZUKI | カプチーノEA11R | 4.0 L | 3.2 L | 3.0 L |
SUZUKI | ジムニーJB23W | 4.0 L | 3.2 L | 3.0 L |
TOYOTA | 86/BRZ | 7.5 L | 6.0 L | 6.0 L |
- ※1 交換量の参考値は、冷却液全容量に対する実際に入替可能な液量を80%で計算したものです。
- ※0.1L(100cc)などの少量分はリザーバータンク分などで調整。
- ※実際に抜き取ることができる量は車両仕様や作業方法により異なります。
製品仕様
液色 | レッド |
---|---|
交換サイクル | 1年 |
不凍効果 | '-10℃ ※寒冷地では、ご使用できません。 |
使用方法 | 原液使用タイプ 水で薄めず、原液のままご使用ください。 |
【注意事項】
- ※『PGクーラント RBC』は原液使用タイプですので、希釈せずに使用します。
水で希釈したり他の冷却液(クーラント)が混ざると、その程度に応じて冷却性能や防錆性能が低下し、凍結温度が高くなります。
ただし、エンジン冷却水交換作業では、ウォーターラインから全て抜き取ることは難しいため、実際には可能な限り原液で使用する形になります。 - ※本品は飲用水ではありません。人体その他生物に対し有害です。
- ※エンジン冷却水を廃棄する場合、処理方法は法令で義務付けされていますので、専門の業者にて適切な処理を依頼してください。
Q&A
- A.
- PGクーラントはYBC603(EGクーラント)よりヒートレスポンス(熱交換率)や、消泡性に優れているので、エンジンで発生した熱を素早く吸収するため、過酷な高回転における水温の安定・冷却性能の向上を実現します。
- A.
- 冷却性能、防錆性能、消泡性能など、冷却液に求められる性能を最大限に発揮するために精製水にて既に希釈された状態を原液として出荷しているので原液使用になります。
- A.
- 水道水に含まれる不純物が混入することにより、冷却性能、防錆性能が混入量に応じて低下します。また、希釈により凍結温度が上がりますので冬季や寒冷地での使用は注意が必要になります。ただし、実際の交換作業では、ウォーターライン上に抜け切らない冷却水が残るため、若干量、水道水や古いクーラントが混ざることになります。
- A.
- 特にエンジン、冷却システムに悪影響は起こりませんが、本来の性能を十分に発揮することは難しいです。
- A.
- 交換方法の参考例です
- 1. 車両のウォーターライン(ヒーター用その他配管も含む)からエンジン冷却水を可能な限り抜き取ります。
(このとき抜き取れたエンジン冷却水量 + リザーバタンク容量 = 『PGクーラントRBC』必要量) - 2. 数回、「水を注入→循環→抜取り」作業を繰り返し、ウォーターラインに残った古い冷却水を可能な限り排除する。
(費用に余裕がある場合は精製水を使用するのがベストです。) - 3. 工程2で冷却水を抜き取った後、『PGクーラント RBC』を原液のまま希釈せずに、ウォーターラインに注入する。
- 4. ウォーターラインのエア抜きをする。
- 5. リザーバータンク内の冷却水を『PGクーラント RBC』に入れ替える。
- 1. 車両のウォーターライン(ヒーター用その他配管も含む)からエンジン冷却水を可能な限り抜き取ります。
- A.
- WRCやインターナショナルヒルクライム、ヨーロッパラリー選手権、全日本スラローム競技に使用して開発しています。各カテゴリーのエンジン開発時のエンジンベンチや、イベントテスト、イベント参戦でデータを取得しています。
- A.
- 車の使い方や、走行場所、エンジンの仕様など、お客様の細かなニーズに対応するために、モンスターショップのサービスフロントに相談に来ていただいたお客様に限り、50、20及び、添加剤をブレンドいたします。軽く拭け上がるレスポンスも、長時間走り続ける走行会での熱対策も設定できます。
- モンスタースポーツ製品について
- モンスタースポーツの製品は、特定条件下での性能向上を狙ったマフラーであることから、装着することにより車両の動的性能や静寂性・耐久性等に影響を及ぼす可能性があります。これにより、本マフラーを装着した車両は、自動車製造者が定める保証の対象外となります。
本製品のお求めは…
大型カー用品店,タイヤショップ,チューニングショップ他、モンスタースポーツマフラー取扱い店でお求めください。タジマストア他各オンラインショップでもご購入いただけます。
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