参戦車両は、話題のスポーツカー TOYOTA 86 をベースに開発された「スーパー 86」です。670psのV6ツインターボエンジンをミッドシップマウントしたスーパーマシンをヒルクライム用にさらに進化させ、大型ウイング装着、吸気系レイアウト見直し等の改良を行いました。
「スーパー 86」は、2013年のデビュー以来、全日本ダートトライアル選手権に2回参戦し優勝した他、大勢の観客の前を走るデモンストレーションランに積極的に取り組んでおり、東京・お台場 メガウェブや富士スピードウェイで行われたイベント、また、4万8000人の観客を集めた新城ラリー2014でもデモランを実施しました。
さらには、東日本大震災被災地を元気にするために、福島で開催されたダートトライアル東北選手権にサプライズ参戦するなど、多くの人々にモータースポーツを通じてクルマの楽しさを伝え、元気付ける活動を行っています。2015年は、この活動をさらにスケールアップし、世界へ"モンスター田嶋"の想いを伝えて行きます。
モンスタースポーツ スーパー86 過去の情報はこちら>>
メーカー | 開発・製作 | タジマモーターコーポレーション |
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ボディ | シャシー | スチール スペースフレーム |
パネル | カーボンファイバーコンポジット | |
エンジン | 形式 | Monster Original V6 ツインターボ 水冷 V型6気筒 4バルブDOHCドライサンプ |
排気量 | 2977cc (90.0×78.0mm) | |
最高出力/トルク | 670ps/7800rpm 82.5kg-m/5000rpm | |
パワートレーン | トランスミッション | 6速 シーケンシャル |
デファレンシャル | フロント/リヤ: 油圧制御 センター:機械式マルチプレート | |
サスペンション | タイプ | フロント/リヤ: ダブルウイッシュボーン |
タイヤ&ホイール | タイヤ | フロント/リヤ: 310/800-18 Giti Tire |
ホイール | フロント/リヤ: 18x11J RAYS | |
ディメンション | 全長・全幅・全高 | 全長5200 x 全幅1960 x 全高1580 mm *前後ウイング含む |
ホイールベース | 2820mm | |
車両重量 | 1080kg(ドライバー、燃料含まず) |
モンスターと異名をとり、日本はもとよりアジアを代表するドライバーとして、アメリカ、ヨーロッパでもその名を広く知られる。国内ダートトライアル選手権、環太平洋地域の国際ラリー、 国際ヒルクライムと、主に3つのカテゴリーに参戦。今なお現役、アジアのラリー界を代表する選手として第一線で活躍する。
18歳でレースデビュー。ダートトライアルにおいて、1トライ目転倒リタイヤ、2トライ目逆転優勝という衝撃的なデビューを果たした。 国内ラリー、ダートトライアルで活躍する傍ら1970年代より日本人選手の草分けとして、海外での国際ラリーにも精力的に参戦、1979年サザンクロスラリー(オーストラリア)では、アジアベストドライバーの表彰を受けた。1982年・1985年にはSCCAプロラリー(アメリカ)で活躍した。
「モンスター」というニックネームはサザンクロスラリー参戦時の走りに由来する。現地ジャーナリストが「日本からモンスタードライバーがやってきた!」書き立て、これが後にニックネームとして定着した。
ドライバー:田嶋伸博
(たじま のぶひろ)
1950年6月28日生
石川県出身/東京都在住
株式会社タジマモーターコーポレーション
代表取締役会長
株式会社アイアールディー代表取締役会長
株式会社SIM-Drive 代表取締役社長
電気自動車普及協会(APEV) 代表理事
磐田新産業創出協議会 理事
JEVRA 日本電気自動車レース協会 理事
JAF公認 チームモンスター 会長
東京大学 非常勤講師
海外ラリーへも精力的に参戦し、FIAアジアパシフィックラリー選手権(APRC)では1995年~1998年の4年連続を含み、二輪駆動部門チャンピオン獲得を成し遂げた。 国際ヒルクライムでは、1988年から継続してパイクスピーク・ヒルクライム(アメリカ)に参戦し、1995年には日本人初の総合優勝という快挙を達成。そして2007年には、同大会において13年間破られることのなかったコースレコードを破りワールドレコードを樹立。さらに2011年にも自らの記録を破り「10分の壁」を越える新たなワールドレコードを樹立する偉業を成し遂げた。なお、同大会においては2006年から2011年までも連覇を達成している。また、過去ニュージーランドで開催されていたレース トゥ ザ スカイでは、8回もの総合優勝を獲得。両大会で「キング オブ ザ マウンテン」の称号を得ている。
レース トゥ ザ スカイ(2003-2007)/
クイーンズタウン ゴールドラッシュ(1998-2002)
(ニュージーランド オタゴ地方)
■1998年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分13秒60
■1999年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分33秒31
■2000年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分40秒91
■2001年 アンリミテッドDiv. 総合3位 8分56秒
■2002年 不参加
■2003年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分10秒02
■2004年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分17秒84
■2005年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分10秒84
■2006年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分01秒17
コースレコード
■2007年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 8分03秒93
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム (アメリカ・コロラド州)
■1988年 ショールームストックDiv. クラス3位 ---
■1989年 アンリミテッドDiv. DNF ---
■1990年 オープンラリーDiv. DNS ---
■1991年 PPオープンDiv. 3位 12分34秒51
■1992年 アンリミテッドDiv. クラス優勝 12分51秒63
■1993年 アンリミテッドDiv. クラス優勝/総合2位 10分44秒22
■1994年 アンリミテッドDiv. クラス2位/総合5位 10分51秒15
■1995年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 7分53秒00※
※短縮コース/日本人初優勝
■1996年 アンリミテッドDiv. クラス2位/総合2位 10分21秒88
■1997年 アンリミテッドDiv. DNF ---
■1998年 アンリミテッドDiv. クラス2位/総合2位 10分32秒57
■1999年 アンリミテッドDiv. クラス2位/総合2位 10分37秒35
■2000年 PPオープンDiv. DNF ---
■2001年 アンリミテッドDiv. DNF ---
■2006年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 7分38秒※
※天候不順のためコース短縮
■2007年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 10分01秒408
世界新記録樹立
■2008年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 10分18秒250
■2009年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 10分15秒368
■2010年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 10分11秒490
■2011年 アンリミテッドDiv. 総合優勝 9分51秒278
世界新記録樹立
■2012年 エレクトリックDiv. 予選:クラス1位/決勝リタイヤ
■2013年 エレクトリックDiv. クラス優勝 9分46秒530
EVクラスワールドレコード樹立