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モンスター田嶋&スズキスポーツ エスクードが
レース・トゥ・ザ・スカイ 三連覇に挑戦!

毎年、イースター(復活祭)の週末に開催される世界最大級のヒルクライムイベント「レース・トゥ・ザ・スカイ」が、今年も、3月25〜27日にニュージーランド南島のクイーンズタウンを舞台に開催されます。

この大会に、今年もモンスター田嶋とスズキスポーツ エスクードがエントリー。すでに現地での準備を進めています。マシンは、スズキ エスクード ヒルクライムスペシャル。昨年のチャンピオンマシンをさらに煮詰め、ポテンシャルアップを図りました。
このニュージーランドのヒルクライムにおいて、モンスター田嶋は'98,'99, '00,'03,'04年と5回もの総合優勝を獲得しており、現地でこの山は 「Tajima's Mountain」とも呼ばれるほど、田嶋が圧倒的な強さを見せています。今大会は、'03年、'04年に続く三連覇と、自らの持つコースレコードの更新を狙います。

今大会で最も手強いライバルとなりそうなのは、WRC(世界ラリー選手権)で長年に渡り活躍したケネス・エリクソン選手。昨年に続き、故ポッサム・ボーン選手のマシン(スバル インプレッサ WRC)を駆っての参戦ですが、今年はマシンの仕上がりも良いとのことで手強い存在です。そして、モンスター田嶋の良きライバルであるロッド・ミレン選手もトヨタのレーシングトラックを持ち込み、田嶋の前に立ちはだかります。モンスター田嶋とライバル達の熱い闘いにご期待ください。


 3/24(Thu) Today's Report

 


 □ Tajima's Talk

今日のテスト走行の模様をお送りします。
今年のレース トゥ ザ スカイは、例年以上に路面が乾いていて滑りやすい状態です。砂と砂利が多く、場所によってはザクザクでとてもやわらかいのです。

今年はタイヤを変更し、ピレリーを使っています。例年の様に、いかにタイヤにグルービングをして良いタイヤに仕上げるかがキーポイントです。
今日のテストでは、かなり良いところでまで仕上げることができました。

 ニュージーランド・クイーンズタウンより
 田嶋伸博


   

 


 3/26(Sat) Today's Report

 


 □ Tajima's Talk

プラクテイス(練習走行)と1回目のクオリファイ(予選)が終了しました。私は明日の本番に備えてあまり無理をせずに、下見とセッテイングに集中しました。

あまりにも久しぶりのドライブにワクワクです。結果は2回ともトップタイムで明日の本場に向けて確かな手ごたえを掴みました。2位はスバルWRCカーのケネス・エリクソン、3位がロッドミレンです。

しかし本日は雨と霧で非常に厳しいコンデションでしたので、明日の天候回復を祈って休みたいと思います。

それでは応援よろしくお願い致します。

 ニュージーランド・クイーンズタウンより
 田嶋伸博


1st practice run
1 Nobuhiro Tajima
8:40.6048
2 Kenneth Eriksson
8:40.8226
3 Ian Ffitch
8:48.3890
4 Rod Millen
8:51.4900
5 Andrew Hawkeswood
8:53.9379
6 Mike Turfus
9:09.1723


1st qualifying run
1 Nobuhiro Tajima 8:31.3791
2 Kenneth Eriksson 8:33.2326
3 Rod Millen 8:45.9563
4 Ian Ffitch 8:46.3140
5 Marty Roestenburg 8:55.4968
6 Mike Turfus 9:07.4297

 3/27(Sun) Today's Report

 


 □ Tajima's Talk

今年のレース トゥ ザ スカイ 2005にて、3連覇と6度目の総合優勝を勝ち取ることができました。
これも、応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

しかし簡単なレースではありませんでした。悪天候と度重なるマシントラブル、さらに、難しいタイヤセッテイング。本当に大変なレースでした。

本日は朝から霧がひどくて、中間から上では全く前が見えない状況でした。これでは記録は望めないとあきらめていたのですが・・・ 午後から天気が好転して、あっと言う間に路面はドライへと変わりました。

今年の私のライバルは、いつものアメリカからエントリーしてくるロッドミレンに加えて、スバルワールドカーをアンリミテッドクラス仕様にまでチューニングしたマシンをドライブする、スウェーデンからエントリーしたケネス・エリクソン。さらに、地元ニュージーランドから、アンドリュー・ホークスウッドが、パイプフレームにランサーのカウルだけを被せた800馬力のマシンを作ってきました。

朝のクオリファイで私のマシンにメカニカルトラブルが発生! 突然のエンジンストップで再スタートできませんでした。牽引されてピットに戻り点検したところ、キルスイッチが壊れてしまい断線していたのです。また、ラフコースのせいでリアのスタビライザーも折れていました。

応急処置を施してレースには無事に間に合いましたが、今度はクラッチにトラブル発生。全く切れなくなってしまった。しかし私のマシンのミッションはヒューランドのドックギアが組み込まれているので、レース中は全くクラッチを使わなくても走ることができます。これによって大事に至らずに済みました。

タイヤのチューニング【グルーピング】に加えて、やることだらけの大忙しの一日でしたが、何とか優勝できてホッとしています。しかも今年のタイムは、2003年に私が樹立した8分10秒02に僅か0.8秒遅れ。このような好タイムでフイニッシュできたことは、この状況からすれば大変に良い結果だったと満足しています。

次回は私のコースレコードを更新するのはもちろんのこと、何とか8分の壁を破りたいと思います。

 ニュージーランド・クイーンズタウンより
 田嶋伸博


2nd qualifying
1 Kenneth Eriksson 8:33.3567
2 Marty Roestenburg 8:44.4124
3 Ian Ffitch 8:44.6374
4 Andrew Hawkeswood 8:55.7753
5 Graeme Giles 9:05.9123
:    
12 Nobuhiro Tajima 9:23.3679


Final run : Overall Results
1 Nobuhiro Tajima 8:10.8446
2 Kenneth Eriksson 8:22.5359
3 Andrew Hawkeswood 8:31.5599
4 Rod Millen 8:32.9914
5 Marty Roestenburg 8:40.1735
6 Ian Ffitch 8:41.3620
 

 スケジュール
 3/24(Thu) REPORT>>
 □テスト走行
 3/25(Fri) 
 □車検
 □レッキ(試走)
 □ウエルカムパーティー
 3/26(Sat) REPORT>>
 □9:45am 練習走行
 □1:00pm 予選1回目
 3/27(Sun) REPORT>>
 □8:30am 予選2回目
 □1:00pm シュートアウト※
 □2:00pm決勝スタート
 □4:30pm暫定表彰式
 □8:00pm正式表彰式
●日本との時差:日本時間+3時間

※シュートアウトとは
予選の上位10台によって決勝のスタート順を決めるタイムトライアル。観客が多いスタート地点付近で行われる。
レース トゥ ザ スカイでは、スタート順の善し悪しが決勝の行方を占う要素であるため非常に重要であり、盛り上がるアタックだ。



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